長崎ぶらり旅日記 2
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旅立ち
連休初日4月29日が旅行スタート。
連休中は混むからとの理由で、朝6時30分山口邸を発ち、防府市実家へ寄る。
親・妹3名を乗せ、7時30分防府を出発。
最寄防府西インターから高速に乗り、長崎に向かう。

防府西から長崎市街最寄高速出口までの所要時間は、3時間程度。
簡単に言えば、防府西−博多1時間30分、博多−長崎1時間30分といったとこ。
人を乗せなけりゃもうちょっと頑張れるが、なにせ不満をいわれちゃかなわんから、時速100〜120km程度の運行を心がける。
カーブの多い山陽道は、特に後部座席は振られ、スピード出すときついとのことで。



大村湾を臨む、大村SAで小休憩。いつもと違う景色で見る海に、新鮮な気分を味わう。


SAで休憩を2度とり、長崎市街に入った時は4時間経過し、11時過ぎ。
鳥栖ICで多少の渋滞はあったけど、さして混むこともなく無事到着。
昼前の予定通りの到着に一安心し、ホテルに車と荷物を預け、さっそく街中へ出かけることとした。

中華街
さて、昼はどうしたものかとSAでの休憩中に考える。
どうせなら有名な店での郷土料理を味わおうと、ガイド本を基に選考。
料理は、ちゃんぽん・皿うどんと決まってたから、後は店を決めるだけ。
中華街というわかりやすい場所と、他の雑誌でも見かけ評判のよかった「会楽園」へ決定。

まずは宿に車と荷物を預け、中華街へ移動。
まあ、早朝からの出立ですっかり疲れたし、知らない街ってのもってことで、タクシー移動。
駅前からワンメーターで着いた先が、中華街の玄武門(北門)前。


北門となる玄武門。橋を渡り、中華街へと入っていく。


中華街とはどんなとこやらと、朱雀門(南門)までの一本道を南へ下り街並みをみる。
食事所が多く、食材売り場が数件、お土産売り場が2.3件といったとこかな。
メイン通りだけだったけど、規模も特に大きくなく、引き寄せられる店もさしてなし。
名の知れた料理屋は数軒あるから、どちらかといえば料理目当で行く方が無難かなと思ったりする。


中華街メイン通りはこんな感じ。雰囲気はもちろん中華ですよ。


さて、肝心の「会楽園」はといえば、北門入り口すぐ脇にある。
大きなつくりの門構えだから、すぐわかるだろうよ。
ただ、会が旧字体(中国字体?)だから要注意。実は・・・、この会に自信が持てず同じような店があるんじゃないかとメイン通りを南門まで歩いたというのが、本当のとこだったり。まあ、ご参考までに。


入り口。右にメニューディスプレーがあります。
さて、料理はというと。



豚角煮2個(1500円)
とろとろに煮込んだ角煮をパオで包んで食べる、お手軽角煮マン。
口の中でとろける角煮は、絶品もんでした。



左:ちゃんぽん(735円)
唐灰汁入りの麺を使用し、高温で野菜をよく炒め、スープと麺の炊き込みまで強火で一気に仕上げるという、当店一番人気の品だとか。
魚介と野菜の旨みの溶け込んだスープの奥深い味が印象的。さっぱりとした風なんだけど、しっかりと旨みを感じることができるのが嬉しい。太めの麺とよくあい、野菜ともどもたっぷりといただけました。
右:皿うどん(735円)
パリパリ麺が印象的。他所で食べる皿うどんとの違いはここかなと思う。極細のパリッと揚がった麺が、とろみのあるスープと絡む。時間がたっても麺のパリパリ感が続き、最後まで食感を味わい食べれる。


さて、お昼を無事終え、観光モードへ移る。
場所を検討し、まずはグラバー邸からとさっそく移動を開始することに。

長崎経済事情
経済事情はタクシーの運ちゃんに聞くのが一番。
移動の時間を利用して聞いた、上辺だけを軽く紹介。


まず、長崎市について
長崎市は、いわゆる平成の大合併でやたら規模が大きくなったと不満の様子。
人口は60万だというが、この平地の少ない都市に60万の人口がいることを思うと、その規模の大きさに感心する。

何が経済の核となるのか、どうすればこの人口を維持できるのか、興味のあるところ。
山口県最大の都市下関の2倍の人口を要するこの都市は、単なる観光都市じゃないということか。
経済の中心が福岡へと移った今、工業でも限界あるだろうにと思ったり。
調べりゃいいが、まあ今後の課題として。


経済はというと
長崎はいわずと知れた造船の町。
一時は韓国のダンピング攻勢で日本の造船業が衰退したことは聞いてたことだけど、現在の状況を聞いてみる。

長崎で景気がいいのは造船、それも三菱に限ったことだという。
世界的な需要が流れた韓国では人件費が上昇し、技術に優る日本が再び優位にたってきたという。
中でも三菱というその理由は、実のところよくわからない。
造船で有名な佐世保の現状がどうか、他の産業がどうか等も残念ながら不明。

海に面し力を入れているだろう漁業について
漁業はすっかり衰退傾向という。
巻網漁船を中国に売り払い、既に漁業ができる体制にないとか。
いい漁場を持ってるとこだけに、なんか残念な話だったな。
とまれ、うまい魚が食えるとこ見ると今後の頑張りに期待といったとこかね。

簡単だけど、1メーターの内に聞いた長崎経済事情でした。
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