Ⅸ 番外編(③表札)


安成工務店の家の雰囲気に合う表札というものがなかなかなく、バランスを崩してまで付けたくないとの思いから理屈を考え、「アメリカは番地表示だし、表札は日本独自の制度。防犯対策からも、表札は付けなくてもいいのでは」と提案するも、一蹴。できるだけシンプルにとロートアイアンを中心に検討しつつ、結局サイズ感が合わずにたどり着いたのが、木製表札。

書道家のようにコストがかからないながらも、しっかりと味のある字体で、シンプルな仕上がり。これなら、玄関に飾ってもいいと、インターネットで探し出したお店にさっそく注文。サイズは、15cm×15cmと手の平サイズ。ホームページ掲載の字体、デザインでと注文し、一週間ほどで到着。

「漢字、英字ともに手彫り(薬研彫り)で彫り、職人が作った!という趣を全面に出しております」、という微妙な言い回しは、手彫りでも、職人が作ってもおらず、字体データの機械掘りという説明のよう。とまれ、誤解を招く表現への指摘は置いておいて、仕上がりは品を感じさせるなかなか上質なもの。これが2万円以内でできるから、表札に悩む方には積極的にお勧めしたい。

表札のみが届くため、取付は所有者自身となる。ホームページ説明を参考に、ホームセンターでアクリル板(1cm厚)を購入し、サイズに合わせてはさみで切り取り。(以降、工務店工事担当者に依頼)玄関の適正位置にアクリル板を釘で打ち付け、アクリル板に布両面粘着テープ+ボンドを施し、表札を接着する。
(説明通り表札用両面テープを準備するも、テープは仮止めにすぎず、ボンドで止めるべきとの意見を尊重し、任せる)

表札は、ボンドで壁に直接貼り付けることもできるけど、南側直射日光が当たるようなら10年~15年というサイクルを考えると、付替えのことも考慮しておきたい。器用なら自分で取り付けるだろうけど、積極的にプロにお任せ。定規をひいて、インターホンとのバランスも考えながらの丁寧な作業に、家の顔でもあるのだから、やはり素人は手を出さないに限るなと思ったもので。



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会社:木製表札専門ショップ (有)シマヤ表札
サイズ:15cm×15cm 厚さ2cm
価格:19,440円(税込、送料込)
銘木:一位(天然木)
字体:漢字10、英字H ※下画像と同じ、詳細はHPで

※ホームページ掲載のデザイン。凝ったデザインや、個別相談によるオリジナルもできるようだけど、このシンプルさと、味のある字体にひかれたから、文字、デザインとも同じ形でと依頼


      





                                                                         






家造り記
2014年12月完成 安成工務店
Ⅰ 方向性 Ⅱ スケジュール Ⅲ 土地 Ⅳ 住宅会社 Ⅴ コンセプト
Ⅵ 住宅会社決定 Ⅶ 住宅工事 Ⅷ 完成見学会 Ⅸ 番外編 Ⅹ コメント
足掛け6年、住宅会社と、そして土地と出会い、思いを形へ
居心地・使い勝手の良い、居住空間としての本質を追求した間取りに、安成工務店のセンスと技術が息吹を吹き込む
①エコビルドツアー ②サエラモデルハウス ③表札