Ⅷ 完成見学会④(室内2【1階その他】)


30 完成見学会


(3)室内②(1階その他)





①南廊下 ②西廊下 ③北廊下
・キッチンを中心に、東と南に居住
空間、西と北に水回りや収納を集め
た間取。キッチンから、短い廊下で
各部屋をつなぐ。

・南廊下は、和室やリビングと居住
空間から、キッチンやトイレ、クロー
ゼット、2階へと向かう、メインの通
路。

・各部屋からの死角になるキッチ
ン裏の壁に、インターホンモニター、
給湯機パネル、玄関電動錠、照明
スイッチを集める。

 ・西廊下は、洗面脱衣所、風呂へ
 とつながり、突き当りが洗濯物干
 し場となる西側テラスへの勝手口
 となる。

 ・勝手口の天井は、階段の関係
 で高さが他より20cm低い。さす
 がに、210cmでは低すぎるので
 はと思ったけど、違和感なく、全く
 気にならない。

 ・右側壁を珪藻土に変更。珪藻土
 は見た目がいいけど、押しピンで
 穴をあける等日常使用を考える
 と、用途に応じたクロスの仕上げ
 もありだったと思う。

・北廊下は、正面のパントリー、左のトイレ、右のウォークインクローゼットにそれぞれつながる。

・右側の壁には、普段使うスイッチとは分けて、床下暖房や24時間換気のスイッチを付ける。






 
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④パントリー ⑤ウォークインクローゼット
・保存食材、玄米(30kg)、缶ビール
ストック品を置くためのパントリーは
必須といろいろ検討し、できるだけキ
ッチンに近い、北廊下の突き当たり
に設置。

・奥行480cm、4段の収納量でも、
実際に使うとすぐにいっぱいになる
から、このぐらいのサイズはほしい
ところ。

 ・北廊下の右、キッチン裏側に3畳大(288cm×192cm)のウォークインク
 ローゼットを設け、日常服を収納、1階で生活できる造りとする。

 ・入口ののれんで、来客トイレ利用時にもプライバシーを確保。

 ・内部は造作クローゼットとし、左側は枕棚と上下にパイプハンガー(下は
 取り外し可)。右側は上部のみ枕棚とパイプハンガーを付ける。可動棚を付
 けなかったのは、整理ダンス使用ためで、右側の枕棚の下に手持ちのタン
 スを置く。結局、収納量が多く、使い勝手がいいのは家具ダンスだと思うか
 ら。一方、いつも使うものは、できるだけハンガーにかけて収納したいから、
 十分な容量を確保。

⑥北側勝手口 ⑦トイレ
・ウォークインクローゼット内に、勝
手口を設置。2m幅をとり、差し掛
けを付けた北側外のスペースを活
かすために付ける。

・クローゼットへの通風・採光窓の
設置から転じたもので、いずれの
役割も果たせる理想の形に。

・差し掛けは、ゴミ箱や灯油置場で
もあり、キッチンからすぐに出られ
ること、クローゼットを通ることで上
着をついでに着られることも便利。
玄関、2つの勝手口を付けたことで、
各方向に室内とのつながりができ、
敷地全体を有効活用できるように。
 ・北廊下の左手にトイレを配置。リビングから出入りが見えないよう、入口を
 横に造る。

 ・トイレは、安成推奨のTOTO、ZJ。水量が少なくて済む「トルネード洗浄」
 や、汚れが隠れる縁がない「スゴフチ」、ウォシュレットが持ち上がる「お掃除
 リフト」など、標準機能を搭載。

 ・安成標準のタンクレスは、コストカットのため早々に変更。見た目にこだわ
 りはなく、スペースを少し広めにとれる程度なら、価格を優先。

 ・入口には手洗器と収納を付け、アクセントにタイルを貼る。






⑧階段下収納
・洗面脱衣室前、勝手口手前に、階段下収納を造る。

・十分な高さと広さがあり、高さのある掃除機から、古新聞、日常の道具までいろいろと収納。デッドスペースをなくすため、入口右手に棚を取り付け、小物置場とする。1階で、高さの取れる収納を確保することは難しいため、階段下はやはり収納利用が便利だと実感する。

⑨洗面脱衣室 ⑩風呂
・西廊下の突き当り右手が、洗面脱衣室、風呂への入口になる。少し離
れた位置関係を懸念したけど、結果的に、朝の洗濯機や乾燥機の運転
音、深夜の風呂の入浴音が気にならないという利点も。

・洗面脱衣室には、造作棚を付け、タオル、下着等の着替え、洗濯カゴ
等の洗濯道具の置場とする。風呂上がりの着替えをここで完結させたか
ったことからも、収納棚の設置は当初から決めていたこと。

・洗面台は、実用性を重視し、洗面ボウルに十分な深さ、大きさを持つ
TOTO、サクアに。化粧台代わりに三面鏡とし、収納面から3Wayキャビ
ネットとする。

・奥スペースには、洗濯機(縦型)とガス乾燥機の乾太くんを設置。ガ
ス乾燥機は、乾燥時間(50分)、仕上がり(縮まず、ふんわり)に優れ、
洗濯乾燥機能を使わない我が家でも、十分な実用性を実感。乾燥機
能がなく、洗濯機能重視の縦型洗濯機は価格を抑えられるという利点
も。

・乾燥機設置に伴い、最後まで悩んだ末に取り止めた室内物干(ホスク
リーン)は、あってもよかったと感じる。乾燥機にかけられない服や、外に
干して乾かなかった洗濯物の置場に困ることに。(浴室の物干バーで事
足りると思っていたけど、室内に干す時間と、風呂を利用する時間が重な
るため、実質的に使えず)
 ・風呂は、安成工務店標準のTOTO、サザナ、HDシリーズ、Sタイプ。

・会社から帰宅後、時間がずれてお風呂に入ることになるため、4時間後の温度低下を2.5℃以内に抑えるという「魔法瓶浴槽」が魅力。

・とにかく、冬場の冷たい床がいやだからと、「ほっカラリ床」を選択。なお、安成工務店の家では、床を暖めるOMソーラー利用もあり、標準床の選択が多いよう。

・浴室暖房乾燥機は、ガス乾燥機設置のため、付けず。コスト面からも付ける気はなかったけど、実家の浴室暖房で暖められた空間を思うと、うらやましくはある。


⑪階段
・階段が、階段として独立しておらず、室内の一機能として溶け込む造りに安成工務店のセンスを感じる。みやび松の無垢材も、唐松と風合いが異なり、いいアクセントに。

・最初の3.5段までは、横からも上り下りできるようにと壁を作らず、これが仕切りのない部屋との一体感を生む。階段の中央が、キッチン横壁の左端に位置することで、キッチンやダイニングからも、階段の上り下りを見ることができ、子供にとっては、階段に座り、キッチンで調理する親の姿を見ることもできる。

・階段途中に設けられた踊り場は、青い空を取り込む窓が付く休憩スペース。内部にブラインドが付く窓で、夜間は角度を変えて、視線を防ぐことも可能。

・高さを抑えた造りのためか、構造上の工夫によるものかはわからないけど、階段が短いような気がするくらい、上り下りが苦にならない。踊り場から先は、3段のステップで2階に着き、目の前に外の景色が飛び込んでくる。低い腰壁の効果もあり、2階においても階段の存在自体が自然に室内溶け込んでいる。





                                                                         






家造り記
Ⅰ 方向性 Ⅱ スケジュール Ⅲ 土地 Ⅳ 住宅会社 Ⅴ コンセプト
Ⅵ 住宅会社決定 Ⅶ 住宅工事 Ⅷ 完成見学会 Ⅸ 番外編 Ⅹ コメント
2014年12月完成 安成工務店
足掛け6年、住宅会社と、そして土地と出会い、思いを形へ
居心地・使い勝手の良い、居住空間としての本質を追求した間取りに、安成工務店のセンスと技術が息吹を吹き込む
①外観 ②外構 ③室内1 ④室内2 ⑤室内3