Ⅶ 住宅工事⑥(引渡し)


29 建物引渡し(12月14日)

8月4日の着工以来、スケジュールを上回る順調さで工事が進み、4ヶ月目を迎えた12月14日の本日、安成工務店より引渡しを受ける。

引渡しには、営業担当の大下前山口支店長(現周南支店長)、設計担当の三浦設計士(現宇部支店)、インテリア担当の手島さん、現場監督の末富さんと、この家造りに関わった安成工務店の皆さんにも集まっていただき、旧山口支店メンバーの同窓会のような雰囲気の中、ここまでの家造りの過程を懐かしく振り返りながら、素晴らしい家を造ってもらったことへのお礼を述べる。

そして、鍵の受取や書類作成等引渡しの手続きを終えた後、現場監督より1時間近くかけ、玄関ドアや照明、システムキッチン等の住宅設備の使い方や、無垢床のメンテナンスの方法等の説明を受ける。



振り返れば、建物工事が始まってからは、様々な気付きや要望を現場監督に直接話して対応してもらっており、この現場での対応力が安成工務店のもう一つの魅力なのだということに気付く。

頭で考える営業は、会社のルールを前提に話をするけど、現場監督は現場の状況に応じ柔軟に対応してくれるから、契約時の打合せで断られたことも、大丈夫ですよと気軽に対応してもらっていた。工事中盤以降は、営業を介さず、ほとんど現場監督に相談しながら細かな対応を調整しており、いろいろ無理を聞いてくれることに、会社として大丈夫なのかなとこちらが不安に思いながらも、その対応力が施工工事への信頼につながり、様々なことがスムーズに解決できたのではないかと思う。

例えば、補償関係があるから完成引渡後と言われていた施主支給の太陽光発電設備やエアコン、カーテンの引渡前設置を了解(安成工務店提携会社の太陽光発電設備等の設置工事と同対応にしてもらう)。玄関埋込ポストの内側に付ける受け棚を追加設置。小屋裏収納の下地板を一枚追加設置(階段の設置方向を間違えたことに伴う対応だけど)。施主支給のエアコンの取付(建物工事に合わせてあけてもらったエアコン配管穴が使えなかったことに伴う対応だけど)。クロス壁の一部を珪藻土に変更(造作家具追加設置に伴い珪藻土からクロスに変更した分を他に回してもらう)。ネット購入した施主支給の照明設置等々、快く対応してもらう。

また、幾度にも及んだ工事中の現場での各種確認の丁寧な対応、引渡後にも、壁掛時計設置のための壁へのネジ取付や表札の取付をお願いするなど、腰の軽い対応に大いに助かっているところ。



家造りを検討し始めてから6年、安成工務店と出会ってから4年、この土地に出会ってから1年半、安成工務店での建築を決めてから半年、ついに自分の家が完成する。








                                                                        






家造り記
2014年12月完成 安成工務店
Ⅰ 方向性 Ⅱ スケジュール Ⅲ 土地 Ⅳ 住宅会社 Ⅴ コンセプト
Ⅵ 住宅会社決定 Ⅶ 住宅工事 Ⅷ 完成見学会 Ⅸ 番外編 Ⅹ コメント
足掛け6年、住宅会社と、そして土地と出会い、思いを形へ
居心地・使い勝手の良い、居住空間としての本質を追求した間取りに、安成工務店のセンスと技術が息吹を吹き込む
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